最初は指導者になったということで、やはり「教えなきゃ」という思いが自分の中で強くありました。
まずは自分が勉強しないと教えられないので、当時は今ほど情報がない中で、色々なものを読んだり、人の指導を見たりと、多くのことを吸収しようとしていましたね。
もちろんメリットとしては、自分で何か教えるための材料を集められたという点では良かったと思います。
ただそれは、今思えば、おそらく選手たちにとってはおしつけでしかなかったかな、と。
本当に選手たちが求めているものや、選手たちがなりたいものに近づくための指導やサポートができていたかというと、そうではない部分もありました。
そういった葛藤を得て、やはり選手たちがどうあるべきか、どう成長していくべきか。
選手たちの目標や夢というものをしっかり共有した上で進めているか?というところを考えるようになって、そこからですかね。指導も変わってきたのかなと思います。